ルート306

自分向けにモチベーション維持でつづっております。

おきなわ備忘録

おきなわに向け昨年4位に沈んだ原因であるスプリント強化に取り組んだ。

 

端的に言えば自分の出場カテゴリーは、

48.8キロの助走と0.2キロのスプリント力。

そして道中落車に巻き込まれ無いこと。

 

50キロのコースプロフィールはスプリンター絶対有利。

大会のキャッチフレーズ通り

最強スプリンターを決めるにふさわしいコース。

 

白鳥さん、チェンさんのスプリント力が飛び抜けていて、

他の選手を全員ぶっちぎる実力差がある。

これは紛れも無い事実。

 

余談だが森会長の話しでは、

オリンピアンのチェンさんは中学生の時

コースレコードを打ち立てその後

ナショナルチームに入った過程を

話してくれた。

 

 

今年はまず相対的に、

自分は体重が軽すぎなので体重を増やす事から始めた。

もちろん脂肪ではない。

 

だが3ヶ月前で、昨年プラス2キロに留まる。

 

また追加のスプリントパワーアップ

メニューに取り組んだ。

結果Maxパワーは上がった。

 

10月頭に体調崩し10日は棒に振った。

その影響と期間限定の自転車通勤でカロリー消費が増え

体重は去年より1キロ軽くなった。

体脂肪的には下がった。

プランとは違うが、キレは上がるし、

まあ人には特性があるので

 

10月の平田クリテでは体調不良と

その後の急な追込みもあり惨敗した。

 

スプリントにおいては、

自分自身の残っている調子がいい時のイメージと違い

納得がいかない1年で(上りは少し上がった)

 

最終的におきなわ直前で

過去のポジションに戻し、

それだけでは足らないので、

ステム130mmへワンサイズアップ。

凄く感触が良くなった。

 

1週間前だったので、パワーデータ不足で

不安だったが、感覚を信じる事にした。

 

チェーンとプーリーも新品に交換し変速も

バッチり追い込んだ。

 

プーリー変えて劇的に変速が良くなり

結果、加速が良くなったのを感じた。

新品当時に戻ったが正しい。

 

勉強になったが、気づきが遅い。

 

即決タイプだがホィールは最後まで悩み、

決めきれずSACRA CL50とDura C24

両方、おきなわに持っていく。

 

普通に考えてCL50だろと思われがちだが、

最後まで集団で行く事を考えたら、

加速力のあるC24の方が有利になる可能性があるのと

実際、2位の時はC24だった。

 

最終的にはCL50を選択。

去年はアーリースプリントだったのと

2人が抜け、他が追従出来ないと予想しての選択。

 

ちなみにSACRAホィール酷いみたいな事を書かれているが、

他の有名どころのホィールも使った上で良いホィールだと思う。

特に横剛性が高い。 真逆の意見。

 

昨年は、メジャーブランドの30mmの軽量カーボンホィールを使ったが、

最後のスプリントでブレーキタッチで減速してしまった。

C24以下の剛性だった。C24は剛性は低めだが、加速良くて侮れない。

 

 

事件が起きる。

最後の火曜日に10月前半から続いている咳で

まさかの腰を痛めて歩行困難になる。

靴を履くとき屈むのも痛状態。

 

会社帰宅前、更衣室のドアを開けて、

左に曲ったとき、右側に体を捻って咳をしただけなのに。

家族からは無理なんじゃないかと言われたが、

金曜日の時点で気にならないくらい回復した。

 

割り切って休めて良かったくらい。

 

おきなわには金曜日の夜着で名護まで

移動し土曜日、自転車で古宇利島一周し

感触を確かめた。35キロくらい。

 


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レース当日、シード権があるのでゆっくり集合場所へ。

時間的には余裕だったが、例年よりスタート位置への移動が早く焦る。

 

最前列に並んで、ギアをフロントアウターに入れようとしたら、

上がりきらず一旦列から出てケーブルの

アジャスターで調整し事なきを得る。

 

例年通り白鳥さんへのインタビューがあり、

写真撮影などがあり程なくスタートする。

 

 

ペース的には例年よりも遅く感じた。

 

同じチームから参加のバニラさんも確認し会話出来るペース。

 

スプリントポイントは1年毎に2つの町で入れ替わっており

今年は美ら海水族館のKOMだが、

表彰も無いし、リザルトにも残らず誰が取ったのか

分らない賞なので無駄足は使わず流す。

 

この上りも例年よりペース遅く感じた。

きっとみんな考えは同じで絶対王者マークなんだろう。

 

スプリントポイントを過ぎて下りになる所で、

気をつけてアウターに入れた瞬間、

チェーンが外側に落ちた。

 

ここから下りが続くので、追いつくのが困難と瞬間的に思う。

周りに合図し歩道で停止し、チェーンをはめようとするが、

3周はクランクに巻き付いていて、全く復帰出来ない。

 

リアホィールを外してみるもガチガチ。

6分後?スタートだったかのアンダー39の先頭が通過していく。

終わった。

 

リタイヤしようかと思った。

 

冷静になりリアディレイラーを緩めたら

なんとか復帰する事が出来た。

 

もう追いつく事は出来ない。

レースは終わったが

最後まで全力で行こうと決める。

20キロ地点だった。

 

そっから1人TT。

 

なんでここにいるの?

走っている方から鷹組頑張れと励まさられる。

 

ポツポツといる集団に追いつくが

脚が合わないので全部抜いていく。

 

暫くして2回目のチェーン落ち。

スタート前のアジャスター1回転が全てを狂わせた。

 

実際、走行中であれば調整せずとも良かったと思う。

テンションかかった状態であれば変速出来たはず。

実際、昨日までインナー/アウター変速は全く問題なかった。

停止中の変速のみの問題であったと思う。

 

10Sに11Sのチェーン等リスクがあった。

(Druaチェーン10S生産終了の為、11Sを使用)

 

先程抜いた複数の小集団にまた抜かれる。

 

アジャスター回した分だけ戻して再スタート。

 

ひたすらTT。

一人で走るとめっちゃきつい。

 

また新たな集団を見つけて、

抜きざまに後ろに7人くらいついてきた。

 

もう自分の中では順位関係無いので、

牽いていきます宣言して先頭固定で牽く。

 

流石に残り距離も長くしんどくなり、

たまに交代してもらう。

 

後ろからついて行けないとか、

なんでそんなに踏めるのに、

ここに居るのとか聞かれる。

 

たまに交代して貰えるだけでも

回復し、またペースが保てる事が出来た。

 

ジャスコ坂で後ろが離れる。

きっとこの人達は上りで遅れたのか。

 

少し下り基調で少し待って、

ローテーションしながらゴールを目指す。

最後、全力でもがいてゴール出来た。

 

最後まで手は抜かなかった。

 

ゴール後、一緒に走っていた方に

牽いてもらって助かったと言って貰った。

写真を一緒に撮って貰った。

自分も一人だと考えてしまうのと

ちょっとでも回復するので助かった。

 

機材トラブルは人的トラブルで

それを含めての実力不足だった。

 

絶対王者の白鳥さん、チェンさんの牙城は

今年も誰も崩す事が出来なかった。

 

同じ東海勢の浅井さんとレース後話して5位と悔しそうだった。

バニラさんは落車リスクを避けるため先行したとの事で11位だった。

 

後で動画でスプリントシーンを見たが、

他を寄せ付けない強さだった。

 

3位と0.6秒以上差なのでこれを覆す事は容易では無い。

年々、2人が強くなっていて、

完全にレースをコントロールしての勝利だから意味合いが違う。

来年も誰がストップできるのかというレースになる。

 

 

月曜昼の飛行機までの間、50キロ程走った。

長距離レースコースの羽地ダムの上りを体験した。

橋の上りがダラダラと長く、右折して急な上りが印象的で

200キロレースの勝負ポイントとなった場所かと考えながら走る。

 

 

本当は100キロ走りたいんだよ。

もし出場したら羽地超えれるかが勝負になると勝手に思っている。