ルート306

自分向けにモチベーション維持でつづっております。

2016ツールドおきなわ 備忘録

レースは反省を書くまでがレースという動機づけで書く。

頭の中を整理して、次への糧にしたいと考えているが。。。

 

今年も自分の持ち味を発揮できるであろう年代別50kmに出場。

昨年は初出場で2位。

今年は優勝を狙うべく準備を進めてきた。

 

会社の人や家族の激励で送り出されて、

昨年同様に金曜日の夜に沖縄入りした。

ありがたい事に結果を楽しみにしてくれている。

 

翌日の土曜日に受付けを済まし、

車でコースを試走。これも去年と同じ。

ポイントになる所は、自転車で実際に走ってみる。

 

https://www.instagram.com/p/BMs09HVhKA0/

 

最後に58号線からフィニッシュラインまで

最後の展開をイメージして試走を終える。

おおよそ15km程度走った。

 

レース当日。

シード権で先頭ラインに並ばせて頂いた。

 

自分のライバルとしては、

3連覇のかかる絶対王者の白鳥さん。

昨年の同大会で走りを追っていたが、

この年代の最強のスプリンターだけでなく、

一言で言えば走りが上手い。

 

 

そして昨年3位のチェンさん。

去年、お互いシード権が無く、

人ごみの中たまたまスタートラインが横で

やたら体格が良いので気になっていて、

 

常に前々で積極的なレースを展開していて、

最後のスプリントも長い距離踏んでいて、

強い人だなあと思った。

 

後でアトランタ オリンピック ロードで出場している事を知った。

今年、本人に聞いてみたらやっぱりそうだった。

ついでに世界選手権も出ているのを知っている。

 

トップ10は常連で全員マーク。上げたら切が無い。

その中で、

やっぱり最後はスプリント勝負になるだろうと思っている。

 

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photo:Makoto.AYANO

 

 

スタートし1kmまではパレードランだが、

やたら先導車が速く、いきなり逃げ集団が発生している。

 

白鳥さんに聞いたら、毎年の事らしい。

 

リアルスタート。

明らかにペースは昨年より速いと感じた。

 

早々に単発アタックがあるが直ぐに吸収を繰り返す。

 

9km付近から数名逃げに入る。

14km地点でアタックをかけるつもりだったが、

少し早くなったが、チェンさんがブリッジしたので、

チェックし自分もブリッジ成功。

 

ブリッジ直後。7名の一番後ろ

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photo:Hideaki TAKAGI

 

逃げましょうと声を掛けさせてもらい、

7名でローテーする。

風向きを考えてローテの方向をお願いする。

無理しない程度の強度を心掛ける。

 

しかし、

14km地点手前で吸収される。

チェンさんの様子を伺っていたが、

全く乱れていなかった。

 

落車リスク回避で早いタイミングで仕掛けたいと思っていた。

あと数キロ逃げれたら上り区間に入ったので、

違った形に持ち込めたかもしれない。

 

吸収後は集団内で脚を休めて、

落車に巻き込まれないよう気を付けながら走った。

 

今帰仁天底を越えて、上りが無い平坦区間へ。

朝の低い日差が前から差しまぶしい。去年と同じ。

ここからが勝負。

 

58号線に出る。残り10km 2車線で、

少し上りがあるが殆ど平坦。

ペースは速いが一定速度なので集団が崩れない。

 

少しづつ前に位置を上げていく。

時間があっという間。

 

残り数キロ。スプリントに備える。

チェンさんは先頭3人目くらい。

先頭付近数列目で白鳥さんの後ろにぴったり張り付いた。

 

密集して左右に人がいて、

少し危険なポジションだと思ったが、

前が白鳥さんなので前方落車の確率は低くなるし、

周りで落車があれば同時に影響受け協調体制で追う。

 

残り2キロくらい。

集団は大きいままだが、去年もここから

集団が少しづつ小さくなっていく。

 

自分の状態としては、結果はともかく

良い感じでスプリントに入れそうな感触。

 

集団のスピードが一瞬緩んだ。

右前で誰かがハスってバランスを崩す。

 

フルブレーキ。周りも含めて自転車が周りに転がる。

なんとか自分は止まれたが、

自分の前に倒れた自転車に乗りあげ、

自転車は右に倒れた。

 

前を見ると白鳥さんがゆっくり走り出したした姿を確認。

自分の前は、進路が埋まって少し自転車担ぐ。

 

再スタートしようとしたらチェーンが落ちている。

クランク回すが戻らないので、手でチェーン戻し

直ぐに追いかける。全力で踏む。

 

前がいない。

 

最後の緩い左りカーブを曲がり

フニッシュラインのアーチをくぐる人たちが見える。

 

残り400メートルくらいか、

右側車線側に数人落車していた。 

あとで動画見たら左右への酷い斜交。

 

最後200メートル。

順位に関係ないスプリント。

応援の拍手が聞こえる。

いろんな思いが込み上げてきた。

 

茫然とゴール。

 

結果は、白鳥さんの3連覇。

チェンさん2位、谷口さん3位という事を知った。

 

落車もありえると当然注意していたが、 

どうしようも無かった。

レースは何があるか分からない。 

 

 

避ける為にはどうしたら良かったか?

一番いい位置は危険な位置でもあるので、

脚を削ってでも前に行くべきだったのか。

 

仮にそこでの落車を逃れても、

残り400メートルくらいでの落車に

巻き込まれていたのではないか?

どっかで、もう一度逃げるべきだったのか。

 

集団で走る際に、前の自転車の後輪に

自車の前輪をかぶせる人がいるので、

不要な落車を避ける為に、自分は絶対にしない。

自転車振られたら一発落車する。

 

 

 

ふれあいパーティーでバニラさんと反省会。

上のカテゴリーで優勝された

レジェンド福島さんともお話しする事が出来た。

 

レースは散々だったが、

1ヶ月間我慢したビールは格別だった。

https://www.instagram.com/p/BMvXEjhh5IZ/

 

切り替えて、来年はどうしようかな。

100kmに挑戦しようかな。

 

勝っても負けても最後、スプリントに絡みたかった。

 

その前に年内、数レース残っているので、

怪我無く納得行くレースがしたい。